郷土の未来をつくるコミュニティペーパー(山形県庄内地方の地域新聞)
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鶴岡・酒田 9月
正社員求人倍率1倍超える
世代交代見据え求人が増加

 世代交代と欠員補充などを中心とした求人が増える一方で求職者が減り、9月の有効求人倍率は鶴岡公共職業安定所管内が2・12倍、酒田公共職業安定所管内が1・92倍の高水準となった。正社員有効求人倍率も鶴岡職安管内1・24倍、酒田職安管内1・10倍と、現在の統計となった2004年11」月以降では最高値となった。(戸屋桂)

求職者は減り人手不足

 鶴岡職安管内の新規求職申込件数は524件で前年同月比9・8%減、月間有効求職者数は1877人で同14・0%減となり、2015年9月から25カ月連続で前年同月を下回った。
 これに対し新規求人数は1461人で同15・0%増、月間有効求人数は3977人で同21・8%増と、16年2月から20カ月連続で前年同月を上回った。有効求人倍率は7月の2・06倍以降、2倍超で推移している。
 新規求人数1461人のうち正社員求人数は618人で、42・3%を占めた。企業が求人の条件を、契約社員や臨時社員から正社員に切り替える例が目につく。
 新規求人数を産業別にみると、最も多いのが医療・福祉の263人で前年同月比5・4%減、次いで製造業228人で同15・7%増、宿泊・飲食業206人で同30・4%増、建設業198人で同31・1%増と続いた。農林漁業の臨時・季節的求人が50人あった。
 鶴岡職安では求人が増えている要因を「自動車部品やスマートフォン関連の製造業では仕事が忙しくて求人を出している企業もあるが、仕事の増加による求人が多いわけではなく、社員の年齢が高くなり退職が見えてきたことから、人手を確保しておきたいという求人が中心。業種を問わず人手不足感があり、求人を出しても応募が無いという相談をよく受ける。求人倍率は高めが続くのではないか」とみている。

正社員の割合は県内最低

 酒田職安管内の新規求職申込件数は524件で前年同月比7・6%減、月間有効求職者数は2015人で同10・8%減となり、16年12月から10カ月連続で前年同月を下回った。
 これに対して新規求人数は1500人で同21・9%増、月間有効求人数は3869人で同23・9%増となり、16年10月から12カ月連続で前年同月を上回った。
 新規求人数1500人のうち正社員求人数は559人で37・3%を占め、前年同月を0・6ポイント下回った。新規求人数に占める正社員求人の割合を県内8職安別に見ると、寒河江55・8%、長井55・4%、米沢48・3%、村山47・8%と高く、酒田は県内最低だった。鶴岡は下から3番目。
 新規求人数を産業別にみると、卸売・小売業250人で前年同月比36・6%増、生活関連サービス業250人で同5・5%増と最も多いが、多くはパートタイム。次いで医療・福祉219人で同10・6%増、サービス業(派遣業等)187人で同70・0%増と続いた。
 酒田職安では「業務拡大などで人が欲しいというのではなく、欠員補充や従業員の年齢が上がったために若い人を入れたい、という求人がほとんど。新規求人数に占める正社員求人の割合は、12年度ころに比べれば上がってきたが、毎月大量のパート求人や派遣が多いこともあり、相対的に下がってしまう」と分析した。

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