全国高等学校総合体育大会が、中国地方を主会場に23日~8月20日に開かれる。庄内からは12校の150選手が20競技に出場する(水泳は東北大会後に決定)。前号に続き庄内の選手を紹介する。掲載は順不同、文中敬称略。(本紙取材班)
前列左から石塚雄人、阿部鴻憲、水野登偉。
後列左から相原陽輝、太田大夢、野中湊斗
鶴岡東高校卓球部男子は19年連続19回目の出場。団体戦では3年連続8強以上を目指し、個人戦でも入賞を狙う。
阿部鴻憲主将(3年)は「鶴東らしく粘り強く戦ってくる。ベンチからも声が出る元気の良いチームなので、気持ちで負けないようにしたい」と意気込む。
阿部主将・石塚雄人(同)組は、左利きで超攻撃的な阿部と、オールラウンド型の石塚のエースコンビ。
水野登偉(同)はフォアに破壊力がある。太田大夢(同)はフットワークが軽く、粘り強くラリーをつなぐ。相原陽輝(2年)はフォアもバックも得意。野中湊斗(1年)は攻撃力が高く、思い切りの良いプレーができる。鈴木斗翔(同)は左利きで、フォアもバックも得意。野中と鈴木は次世代のエース候補として、さらなる成長が期待できる。
左から新野うみ、乙坂星寧、石向香羽、豊村あい美主将、鈴木あこ
鶴岡東高校体操部は7回連続の出場。県大会、東北大会とケガで出場できなかったメンバーも復帰し、ようやく本来の状態に戻った。チーム一丸となって決勝進出を目指す。
豊村あい美主将(3年)は脚力が強くゴムまりのような選手。跳馬やゆかでダイナミックな演技をする。試合を重ねて成長した。乙坂星寧(同)は身長が高く演技の大きさと表現力がある。平均台で見せ場を作り、貢献する。
石向香羽(同)は一番手で演技し土台を作る。緊張感の中でも安定した演技を見せる。鈴木あこ(2年)は切れがあり、引き締まった演技をする。平均台、段違い平行棒で欠かせない。
個人出場の新野うみ(1年)は伸び伸びとした軽やかな演技を見せる。
ゆかの表現力が向上し演技の完成度や熟練度が増してきた。目線やつま先、指先など細かいところまできれいな演技で得点を上げる。
前列左から石川優翔、坂本悠真、日野莉大、佐藤悠翔。
後列左から角田虎太郎、新舘希望、熊谷春輝、中易快翔
羽黒高校ソフトテニス部男子は8大会連続12回目の出場。8年ぶり2度目の優勝を目指す。
日野莉大主将(3年)は「全員が元気良く負けず嫌い。流れを作るプレーをしたい」と話す。
誰もがエースになれる実力を持つ。日野主将・佐藤悠翔(同)組は、1年の冬から試合に出ている日野と、2年の秋から急成長した佐藤が、思い切りの良いプレーを見せる。
熊谷春輝(2年)・中易快翔(同)組は、勝負強い中易とカバー能力の高い熊谷のコンビ。石川優翔(同)・角田虎太郎(同)組は、頭脳的で安定したプレーができる。坂本悠真(同)・新舘希望(3年)組は、坂本のサーブと新舘のスマッシュが鋭い。
村田優監督は「昨夏の初戦で敗退した雪辱を果たす。強気のプレーで勝ちにいく」と話す。
前列左から山田蒼子、栗田みらい、今井寧々、三浦綾花、戸川瑠花。
後列左から後藤美羽、安野杏奈、小林瑠心、三浦凛音、對馬優
羽黒高校ソフトテニス部女子は2年連続9回目の出場。春の選抜ではベスト8に入り、全国の舞台で戦える実力を証明した。悲願の優勝を合言葉に士気は高い。
山田蒼子主将(3年)は「全員が個性的で技術がある。相手の嫌がるプレーや攻めるプレーで試合をリードしたい」と話す。
山田主将・栗田みらい(同)組は県個人戦で優勝した。山田は前衛での駆け引きがうまく、栗田はシュートが鋭い。小林瑠心(1年)・三浦綾花(2年)組は小林の強気な性格と三浦の身体能力を生かす。
對馬優(同)・戸川瑠花(同)組は右の對馬と左の戸川のダブル後衛。今井寧々(3年)・三浦凛音(1年)組は1年生からレギュラーの今井と、期待の1年生が組む。